自営業になると行動の全てに、自分のお金が出ていきます。
それも回収できないリスク付きです。
自分のことなら、何とかなりますが...
一緒に仕事をする相手に大きく影響されます
「誰とどう仕事をするのか!」は重要
最も危険なことがあります。
それは、口で言うだけのことができない人と組んで仕事をすることです。
仕事は一人ではできません。
色々な人との関係で進んでいきます。
・仕事を依頼してくれる顧客
・顧客を紹介してくれる営業をやってくれる人
・自分の出来ない仕事を手伝ってくれる人
・外注として仕事を依頼できる人
独立してすぐに必要となります。
誰と、どのように仕事をするかで成果が決まります。
相手の見た目や口で言っていることを、
そのまま信用することはできません。
仕事の相手選びは、リスクとコストに大きく影響
昔、東京でプログラマーとして勤めていたソフト会社で
独立してから、技術営業として「係長」の名刺をもらって動いていました。
新潟に住んでいたのですが、東京都内の会社へのシステム導入の提案営業をしていました。
技術営業の仕事ですが
お客さんを訪問して「どんなシステムが必要か!?」を打ち合わせで明らかにして
システム化のl提案を行って受注につなげる仕事です。
都内の切削工具の問屋さんの販売管理システムを提案して受注となりました。
比較的簡単な販売管理のシステムでしたので、システムの大枠を図解で分かりやすい文書にしました。
同じ会社の年上の「課長」の役職のシステムエンジニアに資料を元に説明して引き継ぎました。
求められている機能は単純なので、彼も安心して引き受けてくれました。
システム開発の経験年数も私より長いので大丈夫だろうと思っていました。
ですが、彼が動き出してから少し経過してから電話が来ました。
「池田さんの言っていることと、お客さんの社長さんが言っていることが全然違う!」とのことです。
「何で?」と思いましたが、社長さんに翌日の午前中に時間を取ってもらい
引き継いだ課長と訪問しました。
よく話を聞くと...
何んのことはない、、違う言葉で同じことを言っているのですが..
背中合わせに「相手が間違っている!」と主張しています。
お客さんはともかく、SEなんだからしっかり聞いて整理してくれとよと思います。
ですが、出来ないんですね。
9時から話を聞いて、10分ほどで解決しました。
すぐに帰るのも、もったいないのでお茶をごちそうになりながら
世間話をして9:30には会社を出ました。
しっかり聞いて理解すれば、整理は簡単なんですが...
新潟から東京までの新幹線の往復は約2万円ほどします。
この新幹線代は、どうしてくれるんだという感じです。
ちゃんと仕事のできるSEを選べれば良かったのですが、
その仕事は、私が東京でプログラマーをやっていた時の会社からの依頼で
人選に決定権が無かったんです。
まあ、その体験からSEも社長さんも相手の話を聞かないと面倒なことになると
感じてもらったようで、その後のトラブルはありませんでした。
一緒に仕事をする相手を選ばないと、何らかのトラブルとなります。
そして、その解決には時間がかかります。
自営業になったら、その時間はすべて自分のコストとしてのしかかります。
他の仕事ができない、場合によっては信用にもかかわります。
仕事相手は、自分の目で選んで納得することが必要です。
納得したうえでトラブルにつながったら、諦めて受入れるしかありません。
自営業は、すべての責任が自分です。